恒の産なくして恒の心ある者は|1月18日のことです。
Release: 2019/01/18 Update: 2019/01/18
恒の産なくして恒の心ある者は
恒の産なくして恒の心ある者は、惟だ士のみ能くすと為す。(梁恵王上七章)
つねのさんなくしてつねのこころあるものは、ただしのみよくすとなす。(りょうのけいおうかみななしょう)
【訳】
一定の収入がなくても、常に道を守り抜く心をもち続けられる者は、ただ学問修養のできた人物だけである。
〇松陰は、「この一句で、武士たる者のあり方を認識せよ。『武士は食はねど高楊枝』という諺があるが、同じ意味である。これは武士への教訓ではなく武士たる者の姿である。武士というものは、飢えても凍えても、自分は武士であるという自覚を失わないものだということはいうまでもない」と記している。
1月18日、孟子一日一言の言葉です。
家庭の教育というものを振り返った時、まったく伝えられていないことに愕然とします。
今、武士という職業はありませんがどんな時でも貫く信念は大事ですね。
自分のできることで、だれかの役に立つことを常に考えねばなりません。
そうでなければ生きているかいがないというものです。、
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
争地には則ち攻むること無かれ。(九地) 争地則無効。 「争地ではムリに攻撃してはならない」”争地”とは、敵でも味方でも、先に占領したら有利な地域である。先に占領した方が有利になるので、こういう地域では…
人生の二大根本真理 この「人生というものは二度くり返し得ないものだ」ということと、もう一つは、われわれ人間は、いつ死なねばならぬかわからぬという、人生に関するこの二大根本真理が、心の底でガッチリと切り…
三十年を生き抜く 道元禅師は「某は坐禅を三十年余りしたにすぎない」と言うておられますが、これは考えてみれば、実に大した言葉だと思うのです。本当に人生を生き抜くこと三十年に及ぶということは、人間として実…
夫れ兵を鈍らせ鋭(えい)を挫き、力を屈し貨を殫(つく)さば、則ち諸侯其の弊に乗じて起らん。(作戦) 夫鈍兵挫説、屈力殫貨、則諸侯乗其弊而起。(雖有智者、不能善後矣。) 「このように、軍隊が疲弊し、士気…
「約束ごと」を守る 社会秩序の上における上下の関係というものは、いわば世の中の「約束ごと」とも言うべきものでありますから、これを踏み外すということは、同時にそのまま、世の中そのものから踏み外して、社会…