未だ夷に変ぜらるる者を聞かざるなり|3月24日のことです。
Release: 2018/03/25 Update: 2018/03/25
吾れ夏を用って夷を変ぜる者を聞けるも、未だ夷を変ぜらるる者を聞かざるなり。(滕文公上第四章)
われかをもっていをへんずるものをきけるも、いまだいをへんぜらるるものをきかざるなり。(とうぶんこうかみよんしょう)
【訳】
私は中国の教えで未開な蛮族に風俗をかえさせたという話を聞いたことがあるが、その反対に、中国の教えが未開な蛮族の風俗によってかえさせられたという話は聞いたことがない。
〇松陰は、「夏夷の弁、自国と外国との区別は君子が慎重に思い致すべきことである」として、孟子の言を絶讃し、「これは我が国においても重要であり、深く考察すべきであると」記している。
孟子一日一言、3月24日の今日の言葉です。
未開な蛮族という言葉はちょっと今はナンセンスな感じがしますがどうでしょうか。
ただ今も日本の心の根本的なものは変わっていないと信じたいです。
戦後70年以上たって今の時代にあった考え方になっていると思いますが根本の底力はあると信じたいです。
欧米的な考え方と東洋的な考え方の良いところをバランスよく吸収していければいいですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
殷鑒遠からず 詩に云ふ。殷鑒遠からず。(離婁上二章) しにいう。いんかんとおからず。(りろうかみにしょう) 【訳】 『詩経』に、「殷の紂王の戒めは遠い昔のことではなく、極めて近い、夏の暴君桀王の時にあ…
善を好む 善を好む。(告子下十三章) ぜんをこのむ。(こくししもじゅうさんしょう) 【訳】 (孟子の弟子の楽正子は)善を好む人間である。 〇松陰は、「『善を好む』ということは、政治をとる人が座右の銘と…
命を立つる所以 殀壽貮はず、身を修めて以て之れを俟つは、命立つる所以なり。(じんしんかみしゅしょう) ようじゅたがわず、みをおさめてもってこれをまつは、めいをたつるゆえんなり。(じんしんかみしゅしょう…
心を労する者は人を治め、力を労する者は人に治めらる。人を治めらるる者は人を食ひ、人を治むる者は人に食はる。天下の通義なり。(滕文公上四章) こころをろうするものはひとをおさめ、ちからをろうするものはひ…
己れより 禍福は己れより之れを求めざる者なし。(公孫丑上四章) かふくはおのれよりこれをもとめざるものなし。(こうそんいかみよんしょう) 【訳】 わざわいも幸せも、全て自分から招かないものはない。 2…