自己の特色を出すべきか否か
Release: 2022/05/13 Update: 2022/05/13
自己の特色を出すべきか否か
自己の特色というものは、しいて特色を出そうとして出るものではありません。否、自分の特色を出そうということが、あまりに意識的になりますと、かえって変な厭味なものになりましょう。また故意に早くから、意識的に特色をつくろうとしますと、とかく大きな発展は遂げにくものであります。【189】
#修身教授録一日一言 #森信三 #毎日投稿 #日常 #毎日ブログ #毎日更新
自分の特色とは何か、強みとでもいいましょうか。
なかなかに考えないことでもあります。
しかし、私はこうだからという人はたしかにいます。
それが特色とは言い難いかもしませんが、決めつけるのは良くないかもしれませんね。
人から総合的、客観的に判断されるものがいいのかもしれません。
教授がいうには、そもそも人間は一人として同じ人間はいないということですから自然と特色のようなものが出来上がるというのは納得です。
滲み出るようなものがいいんでしょうね。
雑話の中でその人の前では襟を正したくなるような人というのがありましたが、そんな人っていますよね。
関連コンテンツ
偉人の伝記というものは、一人の偉大な魂が、いかにして自己を磨きあげ、鍛えていったかというその足跡を、もっとも具体的に述べたものですから、抽象的な理論の書物と違って誰にも分かるし、また何人にもその心の…
仕事の心がけ⑤拙速主義 次に大切なことは、一度着手した仕事は一気呵成にやってのけるということです。同時にまたそのためには、最初から最上の出来映えを、という欲をださないということです。すなわち、仕上げは…
人を知る標準① 人を知る標準としては、 第一には、それがいかなる人を師匠をしているか、ということであり、 第二には、その人がいかなることをもって、自分の一生の目標としているかということでもあり、 第三…
女性は夫に真の柔順であることによって、やがて夫に万一のことがあった場合にも処し得ると思うのであります。けだし真の柔順ということは、自分の「我」を捨てて、夫を助けるということだからであります。それ故に…
たらちねの親のみいのちわが内に生きますと思ふ畏きろかも という一首がありますが、つまり親とは無量の祖先の代表者であり、祖先からの血の継承の最先端の一点なわけであります。ですから親を軽視することは、無量…