74 「忍」の一字 修身教授録抄 姿勢を正して声を出して読んでみた

Release: 2025/04/08 Update: 2025/04/08

 忍耐ということはどういう意味があるかと申しますと、大体二つの方面があると思うのです。すなわち一つには、感情を露骨に現わさないようにする、とくに怒りの情を表さないように努めるという方面と、今一つは、苦しみのために打ちひしがれないで、いかに長い歳月がかかろうとも、一たん立てた目的は、どうしても、これを実現せんば已まぬという方面とです。

もちろんこの二つは、全然別物ではなくて、そこには深い関係がありましょう。そこで普通には、この二つをいずれも「忍耐」という一つの言葉で表しているわけですが、しかし分ければ、以上のような二つの方面があると言えましょう。

忍耐と聞けばやはり我慢するというような部分を感じわけですが、二つに分けるこういうことだとはっきり言えるのはいいことですね。

怒りの状況というのは運転などの時に訪れる場合がありますが、いかに我慢するかというのは大事なことであります。

とくにあおり運転などする場合は怒りの感情に左右されている状況なんでしょうが人の行為を見ていると自分の感情をしっかりコントロールしないといけない気持ちになります。

もう一方の忍耐は、とにかく目的の達成向けあきらめない気持ちでいること。

これもまた重要ですね。忍耐一つとっても様々に考えることはあるわけです。

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野口 英世 (のぐち ひでよ)

母性愛に育まれて 【野口英世という一人の天才は、本人の努力や才能だけでは生まれない。彼を取り巻く人々の献身が、彼を支えたのである。「私の栄光も勇気も、母の愛に負うものです」と彼自身が言うとおり、偉大な母の愛に彼は恵まれた。そして教師との間に結ばれた師弟愛。野口は才能と人に恵まれたのである】

昨日のテーマであった野口英世の母シカ。

母性愛というものを感じられない事件が最近ありますが、精神的問題なのでしょうかね。

偉大なる母の愛情の中で育たなければ世界的な偉人は生まれなかったかもしれませんね。

高村 光太郎 (たかむら こうたろう)

最後の作品は妻・智恵子の像 【高村光太郎はパリでの留学体験を通して、近代的自我に目覚めていく。それは新しい彫刻と詩の世界を切り拓く契機となるが、同時に古い日本の伝統的彫刻家である父との確執を生み出すことにもなる。父への反発、そしてデカダンへの耽溺。彼の前に救世主のように現れたのが智恵子であった】

芸術の世界というのも一種独特なものがありますよね。

没頭する威力というのを感じます。

偉大な芸術家を理解するのは簡単ではありませんね。

今日もはここまでです。

ありがとうございます。

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