為さざる所を為すなく、其の欲せざる所を欲するなし|10月22日のことです。
Release: 2018/10/24 Update: 2018/10/24
為さざる所を為すなく、其の欲せざる所を欲するなし
其の為さざる所を為すなく、其の欲せざる所を欲するなし。此く如きのみ。(尽心上十七章)
そのなさざるところをなすなく、そのほっせざるところをほっするなし。かくのごときのみ。(じんしんかみじゅうななしょう)
【訳】
人としてしてはならないことはせず、ほっしてはならないことはほっしない。こころあるりっぱなひとのみちは、ただこれだけのことである。
10月22日、孟子一日一言の言葉です。
それが難しいんですね。
単純なことは難しい。
してはいけない考え方をする。それを自分の都合に合わせて解釈する。
そこかでスイッチしていかなければなりませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
君子の徳は風なり 上、好む者あれば、下、必ずこれより甚しき者あり。君子の徳は風なり、小人の徳は草なり、草は之れに風を尚ふれば必ず偃す。(滕文公上首章) かみ、このむものあれば、しも、かならずこれよりは…
欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し 之れに附(益)するに韓・魏の家を以てするも、如し其の自ら視ること欿然たらば、則ち人に過ぐること遠し。(尽心上十一章) これにふ(えき)するにかん・ぎのいえをもってす…
巡狩 天子の諸侯に適くを巡狩と曰ふ。(告子下七章) てんしのしょこうにゆくをじゅんしゅという。(こくししもななしょう) 【訳】 天子が諸侯の領地を巡視することを巡狩という。 〇松陰は、「時勢を得て、我…
自暴・自棄 言・礼儀を非る、之れを自暴と謂ひ、吾が身仁に居り義に由る能はずとする。之れを自棄と謂ふ。(中略)哀しいかな。(離婁上十章) げん、れいぎをそしる、これをじぼうといい、わがみじんにおりぎによ…
惻隠・羞悪・辞譲・是非の心① 惻隠の心は仁の端なり。羞悪の心は義の端なり。辞譲の心は礼の端なり。是非の心は智の端なり。人の是の四端あるや、猶ほ其の四端あるがごときなり。是の四端ありて自ら能はずと謂う者…