進むこと鋭き者は、其の退くこと速やかなり|11月17日のことです。
進むこと鋭き者は、其の退くこと速やかなり
已むべからざるに於て已む者は、已まざる所なし。厚くする所の者に於て薄くするは、薄くせざる所なし。其の進むこと鋭き者は、其のの退くこと速かなり。(尽心上四十四章)
やむべからざるにおいてやむものは、やまざるところなし。あつくするところのものにおいてうすくするは、うすくせざるところなし。そのすすむことするどきものは、そのしりぞくことすむやかなり。(じんしんよんじゅうよんしょう)
【訳】
(道理上)やめてはならないことを、平気でやめてしまう者は、どんな重要なこともなし遂げずにやめてしまうものである。手厚くすべきことなのに、平気で手を抜く者は、どんなことでも手を抜くものである。あまりせっかちに進みすぎる者は、退くこともまた速いものである。
11月17日、孟子一日一言の言葉です。
成し遂げずやめる。辛い言葉です。
自分で出来る範囲の仕事が狭まっていくというのはあると思います。
すべてが集中する。
それをしっかりと分散する努力をしなければなりませんね。
この時期はこういうことを毎年思います。
何が足りないのかよくよく考えることも必要ですね。
今日も一日がんばります。