故に夜戦には火鼓(かこ)を多くし、昼戦には旌旗(せいき)を多くす。人の耳目を変うる所以なり。(軍争)|3月27日
Release: 2020/03/27 Update: 2020/03/29
故に夜戦には火鼓(かこ)を多くし、昼戦には旌旗(せいき)を多くす。人の耳目を変うる所以なり。(軍争)
故夜戦多火鼓、昼戦多旌旗。所以変人之耳目名也。
「そこで、夜の戦闘にはかがり火をたき、松明と鐘太鼓を多く使う。昼の戦闘には旗や幟を多く用いる。こうすれば、味方は実際以上に多く見え、敵の耳目を惑わすことができる。また、味方の士気を高め、敵の士気をおとす。とくに敵将の心理をかき乱すことができる」
”耳目”とは、敵及び味方の耳や目である。夜戦に火を増やし、昼間の戦いに旗幟類を多くたてるのは、味方の士気を高め、敵の心胆を寒からしめることになり、メリットが大きい。
3月27日、孫子・呉子一日一言の言葉です。
関連コンテンツ
故に兵は勝つことを貴(たつと)び、久しきを貴(たつと)ばず。故に兵を知るのは将は、生民の司命(しめい)、(作戦) 故兵貴勝、不貴久、故知兵之将、生民之司命、(国家安危之主也。) 「戦争は、勝つことが一…
其の疾きこと風の如く、 其の徐かなること林の如く 侵掠すること火の如く、 故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、(不動如山、難知如陰、動如雷霆。) 「疾風のように行動し、林のように静まりかえり、燃えさかる火…
遠形は、勢い均(ひと)しければ以て戦いを挑み難し、戦わばすなわち利あらず。(地形) 遠形者、勢均難以挑戦。戦而不利。 「遠い地形では、もし両軍の精力が均衡している場合にははるばる出て行って、戦いを挑み…
塗(みち)に由らざる所有り、軍に撃たざる所有り、城の攻めざる所有り、地に争わざる所有り。(九変) 塗有所不由、軍有所不撃、城有所不攻、地有所不争。(君命有所不受。) 「道には、ときと場合によっては通っ…
人の地に入りて深からざるものを、軽地と為す。(九地) 入人之地而不深者、為軽地。 「他の国に攻め入ったが、まだあまり深く侵入していないばあい、その戦場となる地域を軽地という」”軽地”とは、他国に攻め入…