堯の時に当たりて|3月20日のことです。
Release: 2018/03/20 Update: 2018/03/20
舜(中略)禹、九河を疏し、済・漯(の水)を瀹してこれを海に注ぎ、汝・漢を決し淮・泗を排して之を江に注ぐ。然る後中国得て食ふべきなり。(滕文公上四章)
しゅん、(ちゅうりゃく)う、きゅうがをそし、せい・つう(のみず)をやくしてこれをうみにそそぎ、じょ・かんをけっし、わい・しをはいしてこれをこうにそそぐ。しかるのちにちゅうごくえてくらうべきなり。(とうぶんこうかみだいよんしょう)
【訳】
すると舜は、(中略)(禹に命じて治水事業を推進させた)禹は黄河下流の九つの大河の流れを改良し、済水・漯水の川底をさらって海に流し込むようにし、汝水・漢水の水路を切り開き、また、淮水・泗水をさらってその水を揚子江へうまく流し込んだ。このようにして、(洪水の心配がなくなり)中国の地は安心して生活ができるようになった。
3月20日の孟子一日一言です。
古代中国の黄河はとても洪水の多い地域だったんでしょうね。
禹という人は治水の神と言われているみたいです。
中国ではきっと当たりまえに教えられているかもしれませんね。
歴史をまた一つ知りよかったですね。
孟子を知りたいと思わなければ知らずに終わったことかもしれません。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
悪む所は施すことなきのみ 欲する所は之れを与へ之を聚め、悪む所は施すことなきのみ。(離婁上九章) ほっするところはこれをあたえこれをあつめ、にくむところはほどこすことなきのみ。(りろうかみきゅうしょう…
善教 善政は善教の民を得るに如かざるなり。(尽心上十四章) ぜんせいはぜんきょうのたみをうるにしかざるなり。(じんしんかみじゅうよんしょう) 【訳】 法度、禁令をきちんと整備した善政は、仁義道徳のよい…
天の才を降すこと薾く殊なるに非ざるなり 富歳には子弟頼多く、凶歳には子弟暴多し。天の才を降すことなく薾く殊なりに非ざるなり。其れ其の心を陥溺せしむる所以のもの然るなり。(告子上七章) ふさいにはしてい…
神農の言をなす者、許行あり。(滕文公上三章) しんのうのげんをなすもの、きょこうあり。(とうぶんこうかみさんしょう) 【訳】 (昔、鋤、鍬を初めてつくり、人民に農業を教えたという)神農氏の説いた教えだ…
天爵を修めて、人爵之れに従ふ② 古の人は其の天爵を修めて、人爵之れに従ふ。今の人は其の天爵を修めて以て人爵をを要む。既に人爵を得て而して其の天爵を棄つるは、則ち惑へるの甚だしきものなり。終に亦必ず亡は…