ものの命を生かす|5月16日のことです。
Release: 2018/05/16 Update: 2018/05/16
ものの命を生かす
時計ができあがると、一つの命を持ちます。使う人がそのつもりで使わなくてはならないのです。
自分の周囲にあるものすべて、工人農人のまごころによってつくられたものと思って、そのものの生命を極度に生かす。そうすると、そのものが皆でこちらの生命を生かしてくれます。
こちらからよくしてやれば、人間ばかりでない、一切の物・道具が人間の為に最高度に働いてくれのであります。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、5月16日のことです。
鉛筆やボールペンひとつとっても自分で作れるものではありません。
当たり前の気持ちをなくしていく。
ものを扱うときにそういう気持ちをもつことが命を吹きこむということになるのですね。
なんにでも命を吹きこむことができるということですね。
意識しないとすぐに忘れていきますから常に思い出すことですね。
このキーボードですら考えられて作られているものです。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
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