天は言はず|6月28日のことです。
Release: 2018/06/28 Update: 2018/06/28
天は言はず
天は言はず、行と事とを以て之れを示すのみ。(万章上五章)
てんはものいわず、ぎょうとこととをもってこれをしめすのみ。(ばんしょうかみごしょう)
【訳】
天は何もものをいわない。ただ、人の行為とそれにより生じた事柄とによってのみ、その意志をお示しになるだけである。
6月28日、孟子一日一言です。
問題や障害というものはなぜ起こるのか。
それこそ天は何もものははいいません。
自然の流れで事が起きる。
しかし、乗りこえられることしか自分にはおこらないというのもたしかです。
起るすべての事を受け入れてのりこえるしかありませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
進むこと鋭き者は、其の退くこと速やかなり 已むべからざるに於て已む者は、已まざる所なし。厚くする所の者に於て薄くするは、薄くせざる所なし。其の進むこと鋭き者は、其のの退くこと速かなり。(尽心上四十四章…
上下交々利を征れば国危ふからん。(梁恵王上首章) しょうかこもごもりをとればくにあやうからん。(りょうのけいおうしゅしょう) 【訳】 上の位にある者も下の者もこぞって利益を貪ることだけに熱中すれば、国…
江河を決するが如く 其の一善言を聞き一善行を見るに及んでは、江河を決するが如く、沛然として之れを能く禦ぐことなきなり。(尽心上十六章) そのいちぜんげんをききいちぜんこうをみるにおよんでは、こうがをけ…
惟だ心の謂うか 孔子曰く、「操れば則ち在し、舎つれば則ち亡ふ。出入時なく、其の郷をしるなし」と。惟だ心の謂か。(告子第八章) こうしいわく、「とればすなわちそんし、すつればすなわちうしなう。でしゅつに…
天下の為に人を得る 人に分つに財を以てする、之れを恵と謂ふ。(中略)天下の為めに人を得る者は、之れを仁と謂ふ。是の故に天下を以て人を与ふるは易く、天下の為に人得るは難し。(滕文公上四章) ひとのわかつ…