己れを害するを悪みて|7月13日のことです。

己れを害するを悪みて
諸侯其の害するを悪みて、皆其の籍を去る。(万章下一章)
しょこうそのがいするをにくみて、みなそのせきをさる。(ばんしょうしもいっしょう)
【訳】
(わがまま勝手なことをしていた)諸侯達は、周の制度があると自分達の邪魔になるので、忌み嫌って、皆が周の制度を記した書籍を廃棄した。
〇松陰は、「書籍の廃棄を暴といい、記録などの保存を怠ることを慢という。国政の眼目は祖先が定めた掟を守ることであり、君主の責務は文書を保存することである」という。そして、当時の我が国の現状に言及し、「天子が雲の上の方であり、人間とは違う存在と考えるのは古の道にはなかった。こう考えるようになった結果、王朝は益々衰えてきた」と記している。
7月13日、孟子一日一言です。
天皇陛下が人間でないような、また将軍が雲の上の存在のような感覚になると国が衰えていく。
そうかもしれません。
人間としてはだれもが同じ条件。
今でいうと会社や何かの会でも勘違いしていうく衰えていくということはあるかもしれません。
今日も一日がんばります。