惟だ義のある所のままに|5月25日のことです。
Release: 2018/05/25 Update: 2018/05/25
惟だ義のある所のままに
大人は言、信を必とせず、行、果を必とせず、惟だ義の在る所のままにす。(離婁下十一章)
【訳】
(言行一致は美徳ではあるが)徳の高い心ある人は、口にしたことを必ずしも実行するとは限らない。また、やりかけたことを必ずやり遂げるとは限らない。ただ、義のあるところに従うだけである。
5月25日、孟子一日一言の言葉です。
言行一致。言葉に出したことと行動が一致するというのは大事なことです。
しかし、言葉に出したからと言ってその時その時で考えてみて本当に正しいことではないとしたら実行しない。
常に正しいのかどうかが基準ということですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
競争相手は自分自身 人に負けまい、劣るまい、とする心こそ向上の推進力でしょう。 それではだれと徒競走したらよいか。一番近い競争の友を申し上げましょう。ほかでもありません、自分自身なのです。今朝の自分で…
恥づることなき之れ恥づるれば、恥なし 人以て恥づることなかるべからず。恥づることなきを之れ恥づれば、恥なし。(尽心上六章) ひともってはずることなかるべからず。はずることなきをこれはずれば、はじなし。…
苦しみのものとは「我」 同じく人生でありながら、一方はこれを妙味津々として見る人もあるかと思えば、他方には、これを苦しみの連続と見る人もあるのは何故でしょうか。これはマァ色々と考え方もありましょうが、…
肉体を養うためには毎日の食事が欠かせないように、心を豊かに養う滋養分としての読書は、われわれにとって欠くことのできないものなのであります。ですから人間も読書をしなくなったら、いつしか心の栄養不足をきた…
仁賢・礼義・政事がなければ 仁賢を信ぜされば則ち国空虚なり。礼義なければ則ち上下乱る。政事なければ則ち財用足らず。(尽心下十二章) じんけんしんぜさればすなわちくにくうきょなり。れいぎなければすなわち…