守成は退歩|7月11日のことです
Release: 2019/07/11 Update: 2019/07/11
守成は退歩
世に「守成」という言葉がある。「創業はやすいが、守成はむずかしい」と。
創業は新しいことを築き上げて日々進んでいるのであり、守成とは過ぎたものを守っているので日々あとしぎりをしている。進歩のない時は退歩している。進んで新しい研究をしている時のみ進歩があり、勉強を止めた時、後退しているのである。進むことのみが、正しい、明るい。
澄むというのは、進むとき、旧きを捨てるから、世に共に進むのであり、それが生きていることの自然であり、そうなければならぬことである。
7月11日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
守りに入ると後退していく。
やはり常に攻め攻めで新しいことにチャレンジしていかなければなりませんね。
理想的には責めながら守るというようなバランスが必要でしょうね。
常に学び新しいことに挑戦することが生きていることの自然。
今日の言葉は響きますね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
芸術道は鍛錬道 すべて我が国に生まれた芸術道は、いずれも捨我精進の鍛錬道でないものはありません。我が書道もまた、至純なり滅私錬成の芸術道であることは、いうまでもありません。 まず、机の前に端座する、筆…
知ることは信ずること 人は、縄をもっては、その肉体をしばる事はできるが、その精神をくびることは出来ぬ。 人の心をかなしばりにしばりつけるものは、ただ一の信(まこと)あるのみである。 「士は己を知る人の…
喜んで全力をつくす 心配しながら、結果を予想しながら、事に当る、こんな心持でした事は、必ず結果がよくない。 ただ喜んで全力をつくす。その時は予想もせぬよい結果が生まれる、幸福になる。 こうした心の持ち…
貧乏の時に、くよくよし、泣きごとを言い、食事もすまぬ・・・という人は豊かになると、心が急に大きくなって、威張りちらし、むだづかいもする、心のしまりをなくしてしまう。 プラスもマイナスも、共によいことで…
万象わが師 自然の真理は百科事典、書籍の索引である。万象は真理の顕現であり、芸術の開花である。 目を開いてこれを見、口をすすいでこれを味わい、心を空にしてこれに対するとき、興味津々、地上は喜びの楽土に…