心に作れば|4月13日のことです。
Release: 2018/04/13 Update: 2018/04/13
其の心に作れば其の事に害あり。其の事に作れば其の政に害あり。聖人復た起るも吾が言を易へじ。(とうぶんこうしもきゅうしょう)
そのこころにおこればそのことにがいあり。そのことにおこればそのまつりごとにがいあり。せいじんまたおこるもわがげんをかえじ。(とうぶんこうしもきゅうしょう)
【訳】
心の中に(よこしまな考えが)生まれると、その人の行うことに弊害があらわれてくる。行うことに弊害があらわれるようになると、その政治に害が及ぶようになる。このことは、たとえ聖人が再びこの世に出て来られたとしても、きっと是認してくださるであろう。
〇松陰は「『心に作る』とは初一念(最初に心に深くもった思い)のことである。人間は初一念が大切である」と記している。
孟子一日一言、4月13日の言葉です。
初心を忘れていくことがよこしまな考えにもつながるのでしょうね。
どうして今自分がこのことを行っているのかという初心が時間の経過とともに薄れることはあります。
物事を行うときには必ず最初の気持ちがあります。
強い信念で初心忘れずが大事ですね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
恭・敬 難きを君に責むる、之れを恭と謂ひ、善を陳べ邪を閉づる、之れを敬と謂ひ、吾が君はずと謂ふ、之れを賊と謂ふ。(恭・敬) かたきをきみにせむる、これをきょうといい、ぜんをのべじゃをとづる、これをけい…
道に当り仁に志さしむるのみ 君子の君に事ふるや、努めて其の君を引きて以て当り仁に志さしむるのみ。(告子下八章) くんしのきみにつかうるや、つとめてそのきみをひきてもってみちにあたりじんにこころざさしむ…
考の道 どんな境遇の人でも親によって成長しないものはない。にもかかわらず、最も低いレベルにあるのもまた、親に対する考のみちであろう。 或る者は大変親に世話になっていると考え、他の者は親はカタキでこそあ…
五十歩・百歩 「五十歩を以て百歩を笑はば則ち何如」。 「不可なり。直だ百歩ならざるのみ。是れも亦走るなり」。(梁恵王上三章) 「ごじゅっぽをもってひゃっぽをわらわばすなわちいかん」 「ふかなり。ただひ…
与ふるを得ず 子噲、人に燕を与ふるを得ず。子之、燕を子噲に受くるを得ず。(公孫丑下八章) しかい、ひとにえんをあたうるをえず。しし、えんをしかいにうくるをえず。(こうそんんちゅうだいはっしょう) 【訳…