挟みて問う|11月16日のことです。
Release: 2018/11/16 Update: 2018/11/16
挟みて問う
貴を挟みて問い、賢を挟みて問い、長を挟みて問ひ、勲郎あるを挟みて問い、故(旧)を挟みて問ふは、皆答へざる所なり。(尽心上四十三章)
きをさしはさきみてとい、けんをさしはさみてとい、ちょうをさしはさみてとい、くんろうあるをさしはさみてとい、こ(きゅう)をさしはさみてとうは、みなこたえざるところなり。(じんしんかみよんじゅうさんしょう)
【訳】
自分の身分が貴いことを鼻にかけたり、自分が賢いことを鼻にかけたり、年長であることを鼻にかけたり、功労のあることを鼻にかけたり、先生と昔なじみであるのを鼻にかけたりしてする質問には、一切答える必要はない。
11月16日、孟子一日一言の言葉です。
強い意志が大切ですね。
自分がこうということを決めて対処していくこと。
なんにでも答えることはできませんから決めることが大切です。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
百神之れ享く 之れをして祭を主らしめて、而して百神之れを享く。(万章上五章) これをしてまつりをつかさどらしめて、しこうしてひゃくしんこれをうく。(ばんしょうかみごしょう) 【訳】 堯が舜に命じて天地…
庠序学校を設け為して以て之を教ふ。(中略)学は則ち三代之れを共にす。皆人倫を明らかにする所以なり。人倫上に明らかにして、小民下に親しむ。(滕文公上三章) しょうじょがっこうをもうけなしてもってこれをお…
生・死より甚だしきものあり② 是れに由らば則ち生くるもの而も用ひざることあり。是れに由らば則ち以て患を辟くばきも、而も為さざることあり、悪む所死より甚しきものあり。(告子上十章) これによらばすなわち…
趙孟―貴くする所・之れを賤しくす 趙孟の貴くする所は、趙孟能く之れを賤しくす。(告子上十七章) ちょうもうのとうとくするところは、ちょうもうよくこれをいやしくす。(こくしかみじゅうななしょう) 【訳】…
名を好む人 名を好む人は能く千乗の国を譲る。苟も其の人に非ざれば、簟食豆羮も色は見はる。(尽心下十一章) なをこのむひとはよくせんじゅうのくにをゆずる。いやしくもそのひとあらざれば、たんしとうこうもい…