方・道|6月20日のことです。
Release: 2018/06/20 Update: 2018/06/20
方・道
君子は欺くに其の方を以てすべく、罔ふるに其の道に非ざるを以てし難し。(万章上第2章)
くんしはあざむくにそのほうをもってすべく、しうるのにそのみちにあらざるをもってしがたし。(ばんしょうかみにしょう)
【訳】
心ある立派な人は道理にかなった方法であれば、騙されるものである。しかし、道理に外れたことで欺き騙そうとしても、決してその手にのるものではない。
6月20日の孟子一日一言です。
道理にかなったものであれば納得するということでしょうね。
自分の考えがしっかりと出来ているので騙されても人のせいにもすることはなさそうです。
道理にかなっていて騙すとうこともあるんでしょうかね。
そうであれば絶対にその騙そうとした人は幸せにはならないでしょうね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
相手に合わせる 和合一致は、人の望むところ、排撃闘争は、人の好まぬところ。にもかかわらず、憎しみ、争いの絶える時がない。これはどこから来るのであろうか。逆になっているからである。和するということは、自…
すべて一芸一能に身を入れるものは、その道に浸り切らねばならぬ。躰中の全細胞が、画なら画、短歌なら短歌にむかって、同一方向に整列するほどでいなければなるまい。つまりわが躰の一切が画に融け込み、歌と一体に…
一朝の患なきなり 自ら反して忠なり、其の横逆由ほ是くのごとくなれば、君子は曰はん、(中略)此れ亦妄人なるのみ、此くの如くんば則ち禽獣と奚ぞ撰ばん、禽獣に於て又何ぞ難ぜんと。是の故に君子は終身の憂ありて…
赤子の心を失はざる者 大人とは、其の赤子の心を失はざる者なり。(離婁下十二章) たいじんとは、そのせきしのこころをうしなわざるものなり。(りろうしもじゅうにしょう) 【訳】 徳の高い心ある人は、いつま…
辞(ことば)卑(ひく)くして備えを益すは、進まんとするなり。辞強くして進駆(しんく)するは、退かんとするなり。(行軍) 辞卑而益備者、進也、辞強而進駆者、退也。 「敵の軍使が口ではへりくだったことをい…