苦しみは慈愛のムチ|4月21日のことです。
Release: 2018/04/21 Update: 2018/04/21
苦しみは慈愛のムチ
その人は重い胸の病にかかって、永年病床に呻吟していた。
ある日、病床に目覚めてこう思った。「自分はこれまでずいぶん我がままであった。両親をはじめ人様に、ずいぶん迷惑をかけた。もし私の体が元のごとく健康になったならば、一生を人のために捧げよう」と。その時を峠として病は、ぬれ紙をはぐごとく回復して、ついに健康体に返った。
人生に起こる苦しみはことごとく自然の慈愛のムチである。勇敢に苦難の扉をおし開けば、そこにただちに、ひろびろとした光明歓喜の世界がうち開ける。
丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、4月21日の言葉です。
実際にこういうことがあるのでしょうね。
あると思います。
しかし、いっぺんに変わることもないとも思います。
病気したり、手痛い失敗をしたり、日々の過ちを乗り越えていくこと。
また、乗り越えていかねばなりません。
どんなことでも良い方向に向かっていくんだと前向きに進むしかありませんね。
そこには信念というもの必要かもしれません。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
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