よきお客ぶり|7月22日の事です
Release: 2019/07/23 Update: 2019/07/23
よきお客ぶり
「引き上げぶり」、これは出発にもまして大切なことである。
演説などが、最初の第一声が大切である以上、最後のむすびが肝要である。
噺家などは、出てくる第一声はたいして苦労しない。しかし最後のおとしは、一席のお笑い死生を決定する。
よきお客ぶりというのは、飽かれもせず、早すぎもせず、ちょうどよい潮時に、さっと引き上げて帰る。
7月22日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
最後の締めが大事ですね。
話を聞いている人も途中の話は意外と聞いていないものです。
お笑いで言えば落ちが大切。当然です。
話の長さも聴衆を見ながら変化させるなどの努力も必要です。
まあ、私の場合は緊張でそんな余裕がありませんが。
人の話しぶりもそういう視点で見るというのも大切ですね。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
人に負けまい、劣るまい、とする心こそ向上の推進力でしょう。 それではだれと徒競走したらよいか。一番近い競争の友を申し上げましょう。ほかでもありません、自分自身なのです。今朝の自分であり、昨日の自分であ…
心は大宇宙に住む 体がどんな境遇にあろうと、職業にあろうと、精神は自在である。 この境地を悟るために、修行者はわざと苦難に突入した。 哲人・ディオゲネスは樽の中にいてアレキサンダーに会った。 青年諸君…
信念の力 人の世の交わりの本は「信ずる」ことであり、事をなすの根本の力は信念である。 決心の強いか弱いかによって、仕事の成否がきまるが、決心ということは、今までなかった事を、こうしようと信念を定めるこ…
勢を忘れる 古の賢王は善を好みて勢を忘る。古の賢士何ぞ独り然らざらん。其の道を楽しみて人の勢を忘る。(尽心上八章) いにしえのけんおうぜんをこのみていきおいをわする。いにしえのけんしなんぞひとりしから…
肉体が滅びても 一人の偉大な教師の存在によって、二十年、三十年、否、時には四、五十年の後に、その地方が根本から立ち直って、そこに新たなる民風が起こるというのでなければならぬでしょう。その時、その種子を…