捨てる生き方|7月23日のことです
Release: 2019/07/23 Update: 2019/07/23
捨てる生き方
洋上で沈没したたくさんの船の乗客、その中で奇跡的にふしぎな命を助けられた人、それは何もかも捨ててしまって身一つであった人であった。
また、長途の行軍。ことに戦い利あらず退却の行軍を経験して復員してきた人たちに聞いてみると、その感想の一致するとことは、「物はもう何もいらぬ」ということであった。
事情がせまってくると、物では解決がつかぬ、かえって物はじゃまになる、ということである。
7月23日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
人は死を考えた時に何も持ってはいけません。
何もいらぬ。
そう考えた人が生きてこれたということは事実ですね。
物に執着した人の末路は幸せとは言えないものに感じます。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
其の親死すれば則ち挙げて之を壑に委つ。(中略)其の顙に泚たるありて睨して視ず。夫の泚たるに非ず、中心より面目に達す。(滕文公上五章) 3月29日の孟子一日一言です。 【訳】 親が死ぬと、その死骸を運び…
我れに従へ① 巨室を為らば、則ち必ず工師をして大木を求めしめん。(中略)今此に璞玉あらんに、万鎰と雖も必ず玉人をして之れを彫琢せしめん。(梁恵王下九章) きょしつをつくらば、すなわちかならずこうしをし…
職業に尊卑はない。自ら軽んずる心を持つ働きを人が賤しと思い、自らを重んずる職業に人が尊ぶのである。つまらぬ仕事だと考えて、仕事の好ききらいをする。こうした人は、一生涯たましいを打ちこんだ仕事につく事は…
言うべき事は言う 「人は、自分の思うことをズバリといってのけることのできぬ人間はだめだ、人の喜ばぬことでも言うべき事はあっさりと気がるに言うことが正しい」と常に私は教えられました。 人に気がねしたり遠…
仁義を懐ひて 人の臣たる者仁義を懐ひて以て其の君に事へ、人の子たる者仁義を懐ひて以て其の父に事へ、人の弟たる者仁義を懐ひて以て其の兄に事へなば、是れ君臣父子兄弟利を去り、仁義を懐ひて以て相接するなり。…