動そのまま不動|8月30日のことです
Release: 2019/08/30 Update: 2019/08/30
動そのまま不動
万物万象ことごとく、常に変わりあらたまって、息(やす)む時がない。しかもそのまま、少しも「かわらぬ」。
「動」の側よりこれを見れば、常にやすみなく動いている。しかも、それが「不動」の側より見れば、そのまま少しも動いていない。
動が純なる時は不動、すなわち動そのまま不動である。
こうした相反する二つの相を、ただ一つに統一して、万物万象、ことごとく存在を保ち、進行をつづけている。
8月30日、丸山敏雄一日一話幸せになるための366話、今日の言葉です。
なんだか難しいですね。
変わっているが変わっていない。
物の見方にも通じるような言葉ですね。
同じものを見て同じ時間を過ごしても人それぞれに感じた方は違います。
相反するものですら実は同じということもある。
今日一日朗らかに安らかに喜んで進んで働きます。
関連コンテンツ
腰を据えて取り組む 機械が故障してどうにもならぬとき、決死の至誠をもってこれに当たる人が出てきますと、みごとに直る。 いくら手をつくしても、どうにも動かぬという機械が、これに当たる人の心を改めてやり直…
尊卑と順序 同権であり、同じ力ではらいてこそ、夫婦のむずびは、いよいよかたくなる。もし、一方が弱いとすれば、結んでも切れてしまう。合一してゼロとなる場合、「+」と「-」の絶対値は常に等しくなくてはなら…
生きているとは 命は、目に見えぬ世界で、宇宙の本体と通じている。早い話が、人間一人ひとりは、電灯のようなものと思えないだろうか。ポツリと一つ光っているように見えるが、その実、電線で発電所と連絡されてい…
本業の覚悟 自分の生命をかけての本業、これはたとえどんなことがあっても微動だもしてはならぬ。すべての勢力を傾け、研究をつくし、身をもって実行して、これについての勉強ぶりは天下何人にもひけをとらぬ、とい…
得るは捨つるにあり 「気づいたらすぐする」ことが物事をしとげる秘訣である。 しかし、どうしてもできぬ事がある。行くも帰るも、にっちもさっちも行かなくなる。こうした一生に二度と出会うことのない大窮地に陥…