吏強く卒弱きを陥(かん)と曰う。(地形)|5月30日
Release: 2020/05/30 Update: 2020/05/30
吏強く卒弱きを陥(かん)と曰う。(地形)
吏強卒弱曰陥。
「前文とは逆に、将校たちが強くて兵卒が弱い場合を、陥という」
”陥”とは、窮地にはまりこむこと。ここでは、士気があがらず部隊が窮地に陥ることをさしている。
一つの部隊で、指揮官や将校ばかりが意気軒昂であっても、大多数の兵卒が弱虫ぞろいで士気があがらなければ、部隊は窮地にはまりこみ、ムリに進撃すれば壊滅するばかりである。これも指揮官が悪いためで、一種の人災である。
5月30日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
社長だけががんばってもだめというのはこのことですね。
人材教育が大事だと改めて感じます。
なんでも自分でやってしまうのは一番だめなパターンですね。
一人でできることには限度がありますよ。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
仁人は天下に敵なし 仁人は天下に敵なし。(尽心下三章) じんじんはてんかにてきなし。(じんしんしもさんしょう) 【訳】 仁を好む者が天下無敵である。 〇松陰は、「本章の主意は、この一句にあると思う。『…
卑屈と功利打算 そもそも私達が、一つの徳目を真に徹底的に履み行わんがためには、結局根本において、人格の転換を必要とすると言えましょう。たとえば人が傲慢に振舞うということは、畢竟するに、その人が調子に乗…
思いつめる力 「自分もいつまでもこんなことをしていたんでは、大した教師にはなれないだろう。一端の教育者となるためには、何とかして現在のこの生温るさを克服しなければならぬ」と日夜思いつめるところがなくて…
アリの教え アリやクモなどは、人の害をしないばかりか、タタミの隅や屋敷のまわりに散らばっているきたない物を、全部運び去って清掃してくれるのです。 ですから、アリなどがタタミの上に上がって来たといって、…
わが命の根元 わが命の根元は両親である。 親を尊敬し、、大切にし、日夜孝養をつくすのは、親がえらいからではない、強いからでない。世の中にただ一人の私の親だからである。私の命の根元であり、むしろ私自身の…