将弱くして厳ならず、教道明かならず、吏卒常に無く、兵を陳(つら)ぬるに縦横なりを乱と曰う。(地形)|6月1日
Release: 2020/06/01 Update: 2020/06/01
将弱くして厳ならず、教道明かならず、吏卒常に無く、兵を陳(つら)ぬるに縦横なりを乱と曰う。(地形)
将弱不厳、教道不明、吏卒無常、陳兵縦横曰乱。
「将軍が柔弱で厳しさを欠き指導方針も不明確であり、配下の将校も兵卒もおきても守らず、戦闘配置をデタラメなばあいを乱という」
”常無し”とは一定の軍律を守らないこと。
”兵は陳ぬる”とは、戦わんとする態勢をつくること。戦闘配置につくことをいう。
”縦横”とは、思うままにふるまうこと。すなわちデタラメであることをいう。
こういうっ部隊は、いわば烏合の衆で、乱れに乱れているからとても戦に勝てない。
6月1日、孫子・呉子一日一話(兵法に学ぶ人と組織の動かし方365)の言葉です。
おはようございます。
絶対になってはいけない状態ですね。
これでは勝てるわけがない。
会社でもなんの決まり事もなく、目標が明確でないなら乱れる状態ですね。
しっかり考えてやらなければいけませんね。
今日も一日がんばります。
関連コンテンツ
これを校(くら)ぶるに計を以てして其の情を索(もと)む。曰く、主は孰(いず)れか有道なる、(始計) 校之以計而索其情。曰、主孰有道、(将孰有能、天地孰得、法令孰行、兵衆孰強、士卒孰練、賞罰孰明。吾以此…
故にこれを令するに文も以てし。これを斉(ととの)うるに武を以てす。これを必ず取ると謂う。(行軍) 故令之以文、斉之以武。是謂必取。 「したがって、部下に対しては温情をもって指導するとともに、法令や軍規…
其の戦いを用うるや、勝つも久しければ、則ち兵を鈍らせ鋭(えい)挫(くじ)く。(作戦) 其用戦也、勝久則鈍兵挫鋭。(攻城則力屈。久暴師則国用不足。) 「十万の大軍が敵と戦えば、たとえ勝つとしても、戦いを…
善(よ)く兵を用(もち)うる者は、人の兵屈(へいくつ)するも、戦うに非ざるなり。人の城を抜くも、(謀攻) 善用兵者、屈人之兵、而非戦也、抜人之城、(而非攻也、毀人之国、而非久也。必以全争於天下。故兵不…
令発するの日、士卒の坐する者は涕襟(なみだえり)を霑(うるお)し、偃臥する者は涕巸(なみだおとがい)に交わる。 令発之日、士卒坐者涕霑襟、偃臥者涕交巸。(投之無所往者、諸劌之勇也。) 「いよいよ出陣の…