性は猶ほ湍水のごとし|7月28日のことです。
Release: 2018/07/28 Update: 2018/07/28
性は猶ほ湍水のごとし
性は猶ほ湍水のごとし(告子上二章)
せいはなおたんすいのごとし(こくしかみにしょう)
【訳】
(告子がいった)「人間の本性は渦を巻く水のような(どの方向にでも流すことができる)ものである」と。
7月28日、孟子一日一言の言葉でです。
水のように流れる。
たしかに環境に流されていくのが人間です。
生まれる場所も選べないし生まれ方時から生活環境は決まってしまいます。
しかし、自分で選ぶことはできるのである程度の年になれば流れを変えることはできるかもしれません。
これじゃいかんと思った時に流れを変えるのも自分ですね。
今日も一日がんばります。
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