五十歩・百歩|1月7日のことです。
Release: 2019/01/07 Update: 2019/01/07
五十歩・百歩
「五十歩を以て百歩を笑はば則ち何如」。
「不可なり。直だ百歩ならざるのみ。是れも亦走るなり」。(梁恵王上三章)
「ごじゅっぽをもってひゃっぽをわらわばすなわちいかん」
「ふかなり。ただひゃっぽならざるのみ。これもまたはしるなり」。(りょうけいおうかみさんしょう)
【訳】
「戦闘において)五十歩しか逃げなかった者が、百歩逃げた者を、臆病者め、と笑ったらどうでしょう」。(梁の恵王はいわれた)「それはいけない。ただ百歩は逃げなかっただけだ。逃げたことには変わりはない」と。
1月7日、孟子一日一言の言葉です。
有名な言葉ですね。
逃げたことには変わりがない。
こういうことは他のことでもいえるでしょうね。
たいして変わりがない。
自分のそうなっていないかと感じなければいけませんn。
だいたい言い訳するときはそんなようなものですね。
今日も一日がんばります。
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