誠によって貫く
Release: 2022/10/20 Update: 2022/10/20
誠によって貫く
人間の真価が、本当に認められるのは、その人の死後に相違ないですが、しかもその真価は、死後にあるのではなくて、実に生前の生活そのものにあることを忘れてはならぬのです。結局一口に申せば、その人の一生が、いかほど誠によって貫かれた否かの問題でしょう。【251】
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信実という徳目がありますが、それを選ぶときにはいつもこの先生の誠が思い出されます。
それほどまでに強いものをこの章はいつも感じますが、今日はまた格別にそのように思いますね。
誠とは、とにかく今の仕事を精一杯に全力で勤め上げるというようなことだと感じます。
しかも、一歩先を行かねばなりません。
そこに我があるようではまだまだ足りない。
至誠にして動かざるもの未だこれあらざるなり。
誠を貫けば必ず伝わるものがある。
しかも自分の生きている間でなく死後それが伝わる。
なるほど。
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